とんぼ玉の歴史・ムリーニーの歴史
とんぼ玉の歴史
とんぼ玉は、模様のついたガラス玉=Glassbeads。エジプトや中国の紀元前の遺跡からも見つかっており、ヴェネチア、インドネシアなどなど世界各国でつくられてきました。日本でも奈良時代に製法が伝えられ、江戸時代には根付けや簪の装飾品として流行しました。その頃の模様がとんぼの目に似ているものがあり、日本では「とんぼ玉」と呼ばれるようになったようです。
ムリーニの歴史
古代エジプトの人面玉など、紀元前に作られたとんぼ玉の中にも顔の形などムリーニを使ったものが出土しています。エアバーナーで安定した炎を出せる現代と違い、その頃どうやって作っていたのかは不明。
ガラスは宝石にも匹敵する貴重なものだったので、王族など高貴な人が身に着けていたといわれますが、どれだけの人がどんなに時間をかけて技術を発展させたのでしょうか。
とんぼ玉はつくる、身に着けるだけでなく、歴史的考察にも深い魅力があります。
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